彼女に”さよなら”も言えなかった。(終)

シーズン4
トラブル。”Trouble”
それは偶然だったのかもしれない。
なんとか、ウクライナ来ることができ、彼女との約束を守った。
そして、彼女と婚約をした。
私達は幸せだった。
それは簡単な約束では無い。
本気の約束だ。
しかし、運命は私達を引き裂く。
最終日にそれは起こってしまった。
それも最後に・・・。
最終日も沢山歩きました。
本当に疲れてしまったのですが、彼女と日本に住んでも私達は歩いて出かけるだろう!
私達は近い将来、東京で一緒にウィンドウ・ショッピングをする約束をして、別れる事に。
私は朝早く、彼女は妹の子供のお世話をしなくてはならないという事で、私達は宿泊するホテルでお別れをする事にしました。
とうとうお別れの時です。
沢山の想いでがありました。
ここに来たきっかけは少し違ったけど、真剣な彼女に再度会う事が出来ました。
今は、お互い結婚を目指しています。
彼女はタクシーをホテルに呼びました。
迎えに来るまで、30分かかるという事でしたので、彼女からの提案でもう少しデートをする事に!
私は、もちろん快諾して彼女と歩き始めました。
ベンチに座っておしゃべりでもするのかなぁと思いましたが、今回も同じ道を歩いています。
「この道を何度も歩き、私はハリコフの街もだいぶ詳しくなった」
そう思った矢先、劇場から映画館を抜け小さな公園に来た辺りで嫌な事が起きました。
たったホテルまで10mくらい手前だったのですが、私の体に異変が起きたのです。
(前回訪問時ホテルの写真)
ここに来るまでのストレス、渡航時のトラブル、過剰な運動、彼女とデートでの緊張。
少し下を向いて歩いた時に、私は突然”過呼吸”に襲われたのです・・・。
過呼吸は実はこれで2回目。
シーズン3 *ジェラシーとの闘い・・・そして私は結婚するのを辞めた。 10回目より
日本で初めて過呼吸が起きた際に、救急隊の隊員の方に
「呼吸を吐く事に専念すれば治るよ」
と聞かされていたのですが、まったく治りません。
さらに、彼女はパニックになっています。
私は彼女を見て余計に酷くなり、あまり息が出来ず彼女の肩を借りながら、ようやくホテルまでたどり着いた時には倒れてしまったのです。
なんとも情けなく、結婚を意識したシリアスの関係では”最悪のシチュエーション”です。
それも最終日、さよならの5分前。
すぐにホテルの授業員が駆けつけ、現地の救急隊を呼ぶ事に。
実際は、冷静に深呼吸をすれば治るのですが、彼女には全く伝わりません。
みんなパニックになっています。
私は呼吸が出来ないながらも、冷静でしたが何もできず横たわるだけでした。
救急隊が駆け付け、同行の医師より問診から始まりました。
呼吸があまり出来ないので、片言のやり取りをしていると・・・。とうとう予約していたタクシーが彼女を迎えに来てしまったのです。
そして・・・。
彼女は泣いて帰ってしまいました。
私は彼女に”さよなら”も言えなかった。
・・・
私は引き続きホテルのロビーで救急隊の応急手当を受け、翌日帰国した。
帰りのタクシーは彼女のフォローが無かったので、高い金額を降りるときに請求されたが、機嫌が悪かったので適正金額を払って空港で降りた。
最後までトラブル。”Trouble”の旅であった。
・・・
健康は国際結婚を目指す上で非常にsensibleだ。
男性は、なるべく健全でなければならない!
身体的な問題(障害)ではなく、アルコール依存、薬物依存、そして結婚生活が難しい病気がある場合は女性によっては結婚をためらうでしょう。
私は過呼吸。
それはストレス性であり突発的に起こる。
私は次にいつ起こるか解らなかった!それもまたストレスだ。
彼女は思っただろう。
“愛があっても”、この人と結婚は出来ないと・・・。
私の目の前は真っ暗だ。
会員Tさんの活動日記 シーズン4(終)
*2015年3月10日から「会員Tさんの活動日記ファイナルシーズン」となります。
ご期待ください。
⇒Next FinalSeason
SOON
私は今思い出して書いている。
沢山のトラブルに会っても
私は前進した事は間違ってはいなかった。
2015年1月 会員Tより
※この日記は2015月1月に思い出して書いた物を掲載しています。
私はフラれても、何度でも婚約までいける自信がある。私なら出来る。
その理由は現地で沢山の女性が男性を待っている事を私は知っているから。