Harmony入会のきっかけ編(家族との別れ10)


前回からの続き

二つ目のドアを開けると、直ぐに目に入ったのは、食事中の妻の両親、これは旧ソビエトの家の作りが、まず玄関を開けると入り口に一つの仕切られた ”キッチン兼浴室” のような部屋が有り、そこにキッチンと、日本で言えば “ユニットバス” が有ります。
この家だけかもしれませんが、違いは洗濯機もそのユニットバスの中にある事、シャワー、トイレ、洗濯を一つのユニットバスで済ませます。
ロシアのマンションは日本のマンションよりも、どの部屋も広さは広いです。

その台所の壁際に、小さな食事用のテーブルが一つ、テレビで見た事が有りますが、他のロシアの家でも同じような食卓でした、もしかしたら「家族で大きなテーブルを囲んで一緒に食事をする」このような習慣がロシアの一般の家庭ではないのかもしれません。

インターネットでも読んだ事がありましたが、”ロシアでは、ほとんどの夫婦が共働き。夫婦に限らず、女性の社会進出が進んでいるので、女性は全員働いていると言っても過言ではありません。
しかし、夫婦がお互いフルタイムで働いていても、家事をするのは女性という家庭が多いそうです。

そのため、できるだけ家事の負担を減らしたいという理由から、ロシアでは料理の作りおきをしている家庭が多いそうです。
休みの日や時間が空いているときにフライパンやお鍋いっぱいに料理を作り、2~3日続けて同じものを食べます。” との事です。

このために時間にも制約ができてしまい、料理も質素なものになり「家族で決まった時間に一緒に食事をする」この習慣がなくなってしまったのかもしれません。
一食の品数も日本よりもかなり少ないです。

食卓はせいぜい二人で食事ができる大きさ、子供なら三人ぐらいで一緒に食事ができる程度の大きさです。

「そう言えば日本で四人家族になっても、家族一緒に食事という場面はあまりなかった気がする、私はまだ子供が小さいせいだと思っていたのですが、もしかしたらこの習慣のせいかもしれないな。」

日本では一緒に居ても気づかない習慣の違いがいろいろと思い当たります、現地へ来てみてはじめて気づく事が有る、もしも私がここで生活することになったら、もっとたくさんの事に気づくであろう、そして自分の価値観にそぐわなくても、こちらの習慣に合わせなければならない場面も多々あるでしょう、そのような生活をする事になったら、かなりストレスを抱える事になるであろう。
妻も大変だった事でしょう。

もしも、この文章を読んで国際結婚を考えている方がいらっしゃいましたら、何か参考になれば幸いです。
何か役に立てれば、何か力になる事が出来ればと思います。
何度も価値観の違い習慣の違いを取り上げますが、一緒に生活をする上でとても大きな問題です。
お互いを理解し、お互いに妥協し合う事が重要だと思います、その場では気づかない事も多いですが、私が気付く事ができた部分は取り上げていきたいと思います。

次回へ続く。

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