Harmony入会のきっかけ編(家族との別れ13)
前回からの続き
上の娘は、やはりどこかよそよそしい、「泣き顔を見せたのがまずかったかな、それとも一年ぶりだから ”人見知り” のような感じなのかな」いろいろな事が、私の頭を過る。
ロシア人の子はそれに気づき、何度も上の子を抱きしめる、「どうしたの」と言わんばかりに、そして、腕を曲げ手のひらを上にするジェスチャーで私に「わからない」というポーズをとる。
やはりヨーロッパの子は、しぐさの表現が豊かで分かりやすい、そして、この子は優しい子だ。
とりあえず、持ってきたスーツケース一杯のおもちゃを広げてみた。これには子供たちは大喜び、次々と床一杯におもちゃを広げた。
久しぶりに子供たちと遊ぶことが出来た。言葉は通じないが楽しい時間を思い出せた。
しかし、上の子は、おもちゃに喜んでいるようだが依然として明らかに気分が沈んでいるようだ、上の子は日本語を発し無いが、「すぐには、どうすることもできないと」と思い時間をかけて打ち解ける事にした。
下の娘とは、接する時間がとても少なかったので、「とにかく遊ぼう」と思い、持って行ったおもちゃで、子供たちと遊ぶ事にした。
この日は、とにかく一年ぶりにやっと会えた子供たちと遊び続けた。
次回へ続く。